髪の長さ15cmからできるヘアドネーション。髪の寄付によって小児がんや脱毛症のお子さまに医療用ウィッグをプレゼントする活動です。
つな髪では、子供たちへ髪本来の質感を残したナチュラルな髪でウィッグを提供したいという思いから、寄付いただく髪の条件を以下のように提示させていただきました。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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髪本来の質感を残したナチュラルな髪でウィッグを提供するために
一般的な人毛ウィッグ作製で使用される髪は、『髪が植毛しやすいように』や『髪色を整える』ために髪の加工処理がいくつか行われます。しかし多くの薬剤を使用するため髪へのダメージも少なくありません。つな髪では髪のダメージを極力抑えるために洗浄殺菌処理のみを行っており、髪本来の質感をとても大切にしています。これまではパーマやくせ毛の場合、ストレート加工処理を行っておりましたが、多くの寄付が寄せられ加工費用と時間を費やしてしまうため、現在寄付をご遠慮いただいております。縮毛矯正をされた髪につきましても、ウィッグ作成後時間経過と共にくせ毛が戻ってしまうこともあるためこちらもご遠慮いただいております。
皆さまのお気持ちを考えると大変心苦しい事ではありますが、子供たちが使用するウィッグであることを前提に、より髪本来の質感を残したナチュラルな髪でウィッグを提供したいという思いをご理解いただけますようお願い申し上げます。
練習用の医療用ウィッグへの活用
今後「つな髪」プロジェクトの一環として、 「医療用ウィッグの美容師」という仕事を多くの人に知って頂くとともに 医療用ウィッグの美容師を育てていくことにも取り組んでいきたいと考えております。
現状、医療用ウィッグの美容師は不足しており、 当社で働く美容師も今まで医療用ウィッグの美容師という仕事を知る機会がなかった という社員が大半でした。ウィッグは人の髪と違い切ってしまったら伸びてこないため、美容師には失敗しない・希望通りの髪形に仕上げられるよう高度なカット技術が求められます。
そこで医療用ウィッグ界を担う美容師を育てていくにあたり、 ご寄付頂きました髪の毛を美容学生や、美容師が使用する練習用ウィッグの製造にも 活用させていただくことになりました。
髪はウィッグ制作には難しいと判断したものを使用いたします。
寄付して頂く想いを大切にし、つな髪プロジェクトの活動を進めて参りますので皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。